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界面活性剤

  • yukie
  • 2021年3月31日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。

界面活性剤という言葉を、一度は耳にしたことがあるかと思います。

色々な化粧品やシャンプー、台所洗剤などで使われているということはご存知の方が多いのではないでしょうか?

しかし、界面活性剤とはいったい何者なのか?

界面活性剤って、そもそも何なの?

こう思っている方に向けて説明していきたいと思います。


まず界面活性剤とは、簡単に言えば水と油などのように本来ならば混ざることのない二つのものをつなげたり、混ぜ合わせたりする成分のことになります。


油と水、もちろん混ざりませんよね。

しかし、界面活性剤をそこに入れることで、うまく混ざり合うことができるようになるのです。

お互いをはじきあわないことで、頭皮や髪の皮脂汚れを落としたりはもちろん、食器の油汚れや衣服の汚れを落とすのも、すべてこの界面活性剤があるおかげなのです。


頭皮や髪以外にも、界面活性剤は、私たちの生活においてとても重要な役割を持っている存在なんです。


界面活性剤には大きく分けて2つの種類があります。

それは、

「イオン性界面活性剤」と「非イオン性界面活性剤」です。

イオン性界面活性剤はさらに、陰イオン(アニオン)界面活性剤、陽イオン(カチオン)界面活性剤および両性界面活性剤に分類されます。


※アニオン界面活性剤

 乳化、分散性に優れてる。

 泡立ちが良い。

 温度の影響を受けにくい。

衣料用洗剤・シャンプー・ボディソープ


※カチオン界面活性剤

 繊維などに吸着する。

 帯電防止効果がある。

 殺菌性がある。

ヘアリンス・衣料柔軟剤・殺菌剤


※両性界面活性剤

 皮膚に対して優しい。

 水への溶解性に優れてる。

 他の活性剤と相乗効果あり。

シャンプー・ボディソープ・台所用洗剤


※ノニオン界面活性剤

 親水性と疎水性のバランスが調整できる。

 乳化、可溶力に優れてる

 泡立ちが少ない

 温度の影響を受けやすい

衣料用洗剤・乳化 可溶洗剤・分散剤・金属加工油


界面活性剤にもそれぞれの特徴があるんですね。


界面活性剤という単語自体が悪者のように受け取られることが多いですが、自然の中にも界面活性の働きをもつものは結構あるようです。

(天然界面活性剤と言うみたいです。)


例えばマヨネーズは油とお酢で出来ていますが、ドレッシングのように分離しないのは、卵が界面活性剤の働きをしているから!その他にもチョコレートやアイスクリームも界面活性剤なしには存在しなかったものらしいですよ。


界面活性剤の中にも種類があって、良いものと悪いものが存在してるようです。

それぞれのメリットとデメリットを理解して使用できると良いですよね。



 
 
 

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